子どもの学費や入学準備にかかるお金、教育費の負担は大きいですよね。特に、小学校・中学校・高校と進学するたびに必要な費用は増えていき、大学進学ともなればさらに大きな金額が必要になります。そこで今回は、教育費を捻出するための節約のポイントとお金の貯め方について詳しくお話しします。
学費・入学準備・教育費にはどれくらいかかる?
まず、教育にかかる費用の目安を知っておきましょう。文部科学省の調査によると、1年間にかかる教育費の平均額は以下の通りです。
・公立小学校:約32万円
・私立小学校:約162万円
・公立中学校:約48万円
・私立中学校:約140万円
・公立高校:約45万円
・私立高校:約97万円
・国公立大学(4年間):約540万円
・私立大学(文系4年間):約720万円
・私立大学(理系4年間):約1,000万円
これに加えて、塾や習い事の費用もかかります。子どもが成長するにつれて教育費の負担が増えるため、計画的にお金を準備することが大切です。
教育費を捻出するための節約のコツ
① 固定費を見直す
節約の基本は、毎月決まって出ていくお金(固定費)を減らすことです。具体的には以下のような項目を見直しましょう。
・通信費の節約:格安SIMに変更するだけで年間数万円の節約に
・電気・ガスの見直し:電力会社やガス会社を乗り換えて安いプランに変更
・保険の見直し:過剰な保障を減らし、必要なものだけに絞る
・サブスクの解約:使っていない動画配信サービスやアプリを解約する
固定費を1万円減らせば、年間で12万円、10年で120万円もの節約になります。
② 食費を賢く節約する
食費も家計の中で大きな割合を占めるため、少しの工夫で節約できます。
・まとめ買い&作り置き:週1回のまとめ買いで余計な出費を防ぐ
・お弁当を持参する:コンビニや外食を減らし、手作り弁当で節約
・特売日やポイント活用:スーパーの特売日やポイント還元を利用する
③ 被服費や日用品を抑える
子どもの成長に合わせて衣類を買い替えることが多いため、うまく節約しましょう。
・リサイクルショップやフリマアプリを活用:状態の良い中古品を安く購入
・セールを狙う:季節の終わりに来年用の服を安く買う
・シェアやお下がりを活用:兄弟や親戚で服や学用品をシェア
④ 習い事の費用を工夫する
子どもにいろいろな経験をさせたい気持ちは分かりますが、習い事の費用もかさみがちです。
・無料体験や自治体の教室を利用:公民館や地域のスポーツクラブは安価で質が高い
・習い事を厳選する:子どもの興味や得意なことに絞って無駄を省く
・オンライン学習を活用:YouTubeやオンライン講座で安く学べる
教育費を計画的に貯める方法
① 児童手当を貯める
児童手当は、子どもが15歳になるまで支給される貴重なお金です。この手当を全額貯金するだけで、約200万円ほど貯まります。手をつけずに貯めておくことがポイントです。
② 学資保険を活用する
学資保険は、大学入学時にまとまったお金を受け取れるよう設計された保険です。確実に貯めたい人におすすめですが、利回りは低めなので、ほかの貯蓄方法と併用すると良いでしょう。
③ つみたてNISAやiDeCoで運用する
少しでもお金を増やしたいなら、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用するのも手です。特に、つみたてNISAは年間40万円まで非課税で運用できるため、学費を貯めるのに向いています。毎月1万円~3万円を積み立てるだけでも、10年後には大きな資産になります。
④ 定期預金や貯蓄専用口座を作る
使わないお金を定期預金に入れることで、無駄遣いを防ぎながら貯めることができます。また、学費専用の口座を作り、そこに毎月一定額を入金するのも効果的です。
⑤ お金を増やす副業をする
最近では、スキマ時間でできる副業も増えています。例えば、以下のような副業で教育費を貯めるのもおすすめです。
・フリマアプリで不用品販売(家にある不要なものを売る)
・ブログやYouTubeで収益化(得意なことを発信する)
・Webライティングやデザインの仕事(クラウドソーシングを活用)
毎月1万円でも副業で稼げば、年間12万円、10年で120万円の教育費を捻出できます。
無理のない節約と計画的な貯蓄がカギ!
学費や教育費を準備するためには、固定費を見直して節約しながら、計画的に貯めることが大切です。児童手当や学資保険を活用しつつ、つみたてNISAなどの運用も組み合わせると、より効率的にお金を増やせます。さらに、無理のない範囲で副業を始めるのも一つの方法です。
「今からでは遅い」と思わず、できることから少しずつ始めてみましょう。コツコツと節約し、計画的に貯めることで、子どもにより良い教育の機会を提供できます。未来のために、今日から実践してみてくださいね!