今日は、普段の食卓の定番メニュー「肉じゃが」を、介護食向けにアレンジしたレシピをご紹介します。
噛む力や飲み込む力が弱くなってきた方でも、安心して食べられるように「細かくして」「とろみをつけて」作っていきます♪
肉じゃがを介護食にするには?
介護食のポイントは、以下の2つ。
- 細かく刻んで、噛みやすくすること
- とろみをつけて、飲み込みやすくすること
この2つを意識するだけで、いつもの料理がぐっとやさしいごはんに変わりますよ。
【材料(2人分)】
- 牛肉(または豚肉)…80g
- じゃがいも…中2個
- にんじん…1/2本
- 玉ねぎ…1/2個
- だし汁…200ml
- しょうゆ…大さじ1
- みりん…大さじ1
- 砂糖…小さじ1〜2(お好みで)
- とろみ剤(市販のもの)…適量
【作り方】
- 野菜を小さめにカットする
じゃがいも、にんじん、玉ねぎはすべて1cm角くらいに。やわらかく煮るので細かくてOK! - やわらかく煮る
鍋にだし汁と材料を入れ、落し蓋をして中火で煮ます。
野菜がしっかり柔らかくなったらOK。 - 味付け&さらに煮込む
しょうゆ、みりん、砂糖を加えて味を調え、さらに5〜10分煮込みます。 - 全体をさらに細かく
具材がやわらかくなったら、スプーンで軽くつぶしたり、ミキサーやフードプロセッサーで少しだけ攪拌してもOK。
※ただしペーストにしすぎないように注意! - とろみをつける
火を止め、とろみ剤を加えてよく混ぜます。
とろみ加減は、スプーンで持ち上げたときにゆっくり落ちるくらいが目安です。
【ポイント&注意点】
- とろみ剤は、水溶き片栗粉でも代用できますが、**市販のとろみ剤(介護食用)**のほうが安定して使いやすいです。
- 味付けはやや薄めに。濃い味が好みの方は、食べる直前に調整しても◎
- 牛肉はひき肉や細切れを使うと、口当たりがやさしくなります。
【やさしい気持ちが伝わるごはん】
毎日のごはん作り、介護が必要な方のために工夫するのって、ほんとうに大変ですよね。
でも、いつものメニューをちょっと変えるだけで、
「おいしかったよ」って笑顔が返ってくると、それだけで心があったかくなります。
肉じゃがは、どこか懐かしくてほっとする味。
やわらかくして、とろみをつけるだけで、食べやすくて飲み込みやすくなります。
ぜひ、おうちのごはんに取り入れてみてくださいね♪